あらすじ
熾烈な受験戦争を勝ち抜き、中国最高学府、北清大学へ入学した若者たち。しかし、最高学府への入学は将来を約束せず、走り続けることに耐えきれずに、夢破れてどこかへ消え行く者も少なくない。誰にも見つけてもらえない彼らの存在を記録するべく、ジャーナリズム学部4年の主人公・舒念は、卒業制作として退学した学生のその後に迫ったドキュメンタリーを撮ることを決意し、現代社会の片隅にカメラを向ける。「撮る」意義、「撮られる」こと、描くもの全てに真っ向から向き合った、青春群像劇。
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あらすじ
熾烈な受験戦争を勝ち抜き、中国最高学府、北清大学へ入学した若者たち。しかし、最高学府への入学は将来を約束せず、走り続けることに耐えきれずに、夢破れてどこかへ消え行く者も少なくない。誰にも見つけてもらえない彼らの存在を記録するべく、ジャーナリズム学部4年の主人公・舒念は、卒業制作として退学した学生のその後に迫ったドキュメンタリーを撮ることを決意し、現代社会の片隅にカメラを向ける。「撮る」意義、「撮られる」こと、描くもの全てに真っ向から向き合った、青春群像劇。
各話でシナリオは用意した上で、そのシナリオを遂行する最短ルートをひたすら走っている感じが、本当に好きだ。作者は漫画を描いてるんじゃなくて、「高木さん風漫画かきかきゲーム」を周回で延々とやってる、って認識なんだろうな。
とはいえ、リアリティラインが狂った漫画なのは事実。物語として必要な機能以上のキャラ性を誰も有していないのは不気味でしかないんだよな。物語としてちゃんと読ませる気があるなら、もうちょっと、キャラに奥行きがほしい。
理人くんが性欲を完全に排除されていて、承認欲求レースになってるおかげで、実妹のれにちゃんが合法的にヒロインレースに参戦できる神漫画。「その手があったか!」と思わされてしまった。
まあ実際、キャラ付けといい、鳩野教といい、「わかりやすい」ことが求められがちなジャンプラをはじめとする漫画アプリで、「わかりやすさ」を逆手にとって、「一目でどういう奴かわかるキャラ付け」をフックに、裏切らない範囲でキャラを深堀りしたり、自分のやりたいことを、不自然さを犠牲にしてでも、わかりやすくマスに見せれてるのは、凄いことやってる漫画だと思う。そういう点で、わかりやすさが優先されすぎて、インスタントに消費される方向に局所最適化しつつあったアプリ漫画界を、新たなステージに持ち上げうる作品であるといえよう。
>>7
実際、それはそうだと思う。座談会ではヤバさにフォーカスした話しか俺はしなかったが、物語として成立するかしないかのギリギリのラインで成立させ続けてるのはけっこう凄い。
そういう意味で、
・厘の深堀りはあるか?
→もっと微妙。というより、それをやると話が終わってしまうから。厘が深堀りされて変化するというのは、厘が他者がありのままでいることを肯定することだと思うんだが、それはこの漫画の話の進め方の否定でもあるので。あと、これは構造上の問題というより個人的な感覚だが、作者に、厘というキャラの弱さや脆さを見せる気はあるのかなあ、と思う。仮に『からん』の雅がやりたいのだとすれば、不要だと捉えていてもおかしくはない。
>>48
君の指摘したい不自然さ、というか厘への違和感は理解した。その上で、
・別構造で話を動かすときは来るか?
→微妙に思う。正確には、物語を盛り上げるための挫折はあるだろうが、厘の現在のやり方が根本から否定されることはないか、最後にやるかのどちらかなように思う。そもそも人間関係操作って、作者がこの漫画でやりたいメインの一つだと思うんだよな。ただ、『からん』の雅は「これはあくまでエンタメですよ」感にも画としてのわかりやすさにも欠けていてジャンプラでは映えないから、鳩野教を導入した節はあるのだろう。